水と米は極めて重要な酒の主原料です。 米は、酒用に造られた酒造好適米(酒米)と呼ばれる米を使います。 酒米は、山田錦、雄町米などがあげられ、これらの品種は、気候や風土を選ぶものが多く、生産地や生産量に限りがありますが、 地元農家の協力を得てこれら好適米を当酒造場では使っています。
名水どころに名酒ありといわれるように、良質な水なくしておいしい酒はできません。 酒の味は水のよしあしによってきまるといっても過言でありません。 林酒造には、英彦山からの伏流水をひく井戸があります。酒造りに適した名水の条件は、 麹菌と酵母の働きを助ける水。 一般に硬水だと辛口の切れのよい酒(男酒)、軟水だと甘口でマイルドな酒(女酒)ができるといわれます。
良質の水の確保が酒造りには重要な条件です。 林酒造の水は硬水。酒造りに最高の水が絶えることなく井戸よりこんこんと湧き出ています。
日本酒は元来食中酒であり、料理と同じテーブルに供されます。
当酒造場の酒は、どれもその基本をはずさず、料理と一緒に味わう ことで、料理の味をしっかり感じさせ、酒は旨みを増します。
林酒造では地元の営農組合や農協と酒造場が一体となって、酒造りに取り組んでいます。
酒業界の厳しい変動の現在、コスト優先で原材料の見直しをする企業も増えてきました。
しかし、当酒造ではコストや米の質だけでなく地域に与える影響にも真摯に向き合い、地元の人に喜ばれるような酒造りをめざして昔も今も日々奮闘しています。
地域にかわいがってもらえる酒であり続けるために。
福岡の、九州の、さらには日本の誇る酒となるべく日々邁進しております。